人間失格のあらすじは、大庭葉蔵という男が自分の生き方を手記の形で、3章にわけて書いてます。
人間失格のあらすじは単純なものですが、その行動の過程が醍醐味でしょう。
人間失格は、太宰治の遺書的作品とも言われている長編小説で、3章で構成されています。
「恥の多い生涯を送って来ました」
この言葉から始まっており、「大庭葉蔵」という男の生涯を手記の形でかかれています。
人間失格のあらすじとしては、作り笑いが薄気味な少年時代は、他人との繋がりが信じられず人と会話が出来ないと思い「道化」としておどけた人物を演じていていく。
中学に入ったころ、その芝居を見抜いた「竹一」という同級生と親交を深めていき秘密がばれるのを阻止しようとする日々を過ごしていた。
その後、
「お前は女に惚れられる」
「有名な画家になる」
という竹一の言葉を抱えて、高等学校に入学するが、今度は「堀木」という与太者に導かれて、左翼運動に参加するようになってしまう。
だが葉蔵には彼らの思想を理解することが出来なかった。
やがて、運命の女性「ツネ子」と出会い、鎌倉の海に飛び込むことになる。
しかし自分だけが助かり生き残ってしまい、自殺幇助罪に問われるが、父親と取引のある男が引受人となり釈放される。
しかし混乱した精神状態が続く。
その後、葉蔵は父の知人「ヒラメ」の世話になり「ヨシ子」と出会い、その処女性に魅かれて結婚する。
このことにより、だんだん人間らしくなっていく自分を感じ幸せな日々が続くが、ある日、ヨシ子が出入りの商人に犯せるところを目撃してしまう。
失意のあまり葉蔵は睡眠薬で自殺をはかるが失敗する。
その後は体も衰弱するが、それでも、酒と女におぼれ、ある雪の晩についに吐血する。
薬を求めて入った薬局で処方されたモルヒネを使うと急激に回復しため、その味を占め幾度か使ううちに、モルヒネ中毒にかかる。
やがてヒラメと堀木に病院に行こうといわれ、脳病院に連れていかれる。
ついに「人間失格」の烙印を押され絶望する。
これが人間失格のあらすじですが、とにかく悲惨で救いのない男の話です。
このような出会い、出来事の中で彼がどう考えて、どう行動したかが、この本の醍醐味でしょうから、人間失格のあらすじだけを聞いても何も感じないのではないでしょうか。
彼の生き方に共鳴するか、しないかは、それは読んだ人が自分で考えることでしょう。
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