ウエストミンスター・チャイム
- Filed under: 暮らし
- Date: 1月 26,2009
ウエストミンスター・チャイム。
この音を聞くと、ロンドンの広場から鳩が曇り空へと羽ばたいていく場面を想像します。
ウエストミンスターチャイムの音で学校における音を思い出している方も多いでしょうね。
イギリスにはビックベンという4つの鐘の音色で時を知らせる建物があります。
これはロンドンのウエストミンスター宮殿に付属する時計塔で、現在ではこの宮殿は国会議事堂として使われています。
また、この時計塔のある場所がウエストミンスター地方にあるため、この鐘を「ウエストミンスター・チャイム」と呼ぶようになりました。
ビックベンとは元は時計塔に吊るされた鐘のことで、13.5トンというその大きさから愛称として名付けられたもので古く王室から愛され国民に親しまれてきました。
チャイムは4つの音で構成されており、
「キーンコーンカーンコーン」
という音階は学生の頃、教室で聞いたことがあるかと思います。
この美しい音色は実は元になった曲があったというのです。
バロック音楽の巨匠であるヘンデルという作曲家のオラトリオ「メサイア」の中からとられたものでした。
ヘンデルの曲からこの鐘の音色を取り入れたのはビックベンが最初だったわけではなかったようです。
ケンブリッジにあるグレート・セントメアリー教会の塔時計が最初に使われたとされており、15分毎に奏でる音色は「ケンブリッジ・クォーター」と呼ばれていました。
しかしビックベンがこの曲を使い始めてから呼び名が「ウエストミンスター・チャイム」となっていつしか移行してしまったそうなのです。
このチャイムを聞くと学校を思い出してしまう方が多いでしょうが、どうして学校のイメージがあるのでしょうか。
日本では戦後まもなくこのチャイム音が学校のチャイムとして採用されました。
それまでは
「ジリリリ」
というベルの音だったそうですが、音色の優しいものをと検討され、ウエストミンスター・チャイムが採用されたわけです。
このように長く愛されているウエストミンスター・チャイムですがホームサイズのものがあり、この音色に心を和やかにさせる方もいらっしゃるようです。
電子音や5音、6音とメロディが多彩になっているものもありますが、個人的にはアン
ティークの置時計で手巻きのものがシンプルでなんともいえない音色を醸し出してくれる逸品だと思っています。
綺麗な音色は長い時間を越えて世界中の人々にこれからも愛され続けていくことでしょう。
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